「アミが教えてくれた事」
2004年7月9日、母との散歩の途中、突然伸びをしたかと思うと、
「キャー」という声をあげて、ゆっくりと倒れていったそうだ。
その瞬間を目撃した母は勿論、突然死したアミと玄関で対面した私は、
余りにも突然で早すぎる死を認識してはいるものの、信じられずにいた。
そして、アミの死を徐々に確信するようになると、当たり前だった事が、当たり前ではなくなっていくことを実感していった。
車に乗ると窓に足を掛け、外の景色を見るアミ。
一緒に歩いた道で「帰ってご飯食べよう」につられて猛スピードで歩くアミ。
自分の家に向かって歩くアミ。
帰ると部屋の置くから走ってきて、喜んでくれるアミ。
何よりアミが私たちのそばにいつもいたこと。
けれど、時間の経過とともに、いないことの喪失感以上に、自分の今までの考え方が違うのではと思うようになった。
うちに初めてアミを迎えた時の感動。
私達を自分の家族としてともに過ごしてきた7年。
時間とともに、当たり前のようになっていたことは、
すべてが特別なことで、かけがえのないものだった。
私達がこれまで生きてきて、これから生きていく日々の中で、
当たり前にある、すべてが大事なものなんだと、アミが最後に教えてくれました。
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